うつ病の薬で気持ち悪くなる？

うつ病の薬を始めるとき胃が重たく感じるかもと言われたことありませんか？原因と対処法について説明します。

胃腸の不調はどんな時に起こる？

胃腸（身体）に明らかな病変がないのに、胃痛や吐き気など胃腸症状がある場合、主に４つの原因があります。（明確な原因は不明。）

１遺伝、２環境（タバコ、酒など）、３ストレス、４精神的症状（うつ病など）です。

特にストレスは胃腸症状の原因で有名です。

胃腸と脳は関係が強い

「脳腸相関」と言って、内分泌系や自律神経を介して脳と消化管が互いに影響し合っています。

脳から信号を出し、胃腸を動かすよう指示しています。

うつ病と胃腸の関係

うつ病は脳内にあるセロトニンとノルアドレナリンが不足している病気と言われてます。

また、消化管の大部分を占めているホルモンはセロトニンです。つまり、うつ病になるとセロトニンが不足しているため脳内だけでなく消化管内のセロトニンも不足しており、胃腸症状が出ることがあります。

うつ病の治療薬を増やすと気持ち悪くなるの？

うつ病の治療薬を服用することで、脳内だけでなく消化管内のセロトニンの量が徐々に正常に戻ります。今まで、少ないセロトニン量で胃腸を動かしていいたのに急にセロトニンが増えるため、胃腸が慣れず、過剰に働いてしまい、吐き気などが起こることがあります。

しかし、あくまでも正常の量に戻ったので、２週間ほどすれば胃腸も慣れて胃の重たさも無くなります。

胃の重たさはどうすればいいの？

慣れてくるので、我慢できるようであれば、特に何もしなくて大丈夫です。我慢できないようなら、医師に胃腸症状を改善する薬を処方してもらうか、症状に適した市販薬を購入すれば問題ありません。

胃が重たいと言うのは効果の裏返してす。途中で服薬中断はしないようにしてください。

人によっては特に胃腸の不調を訴えない人もいます。薬が効いていないわけではないので安心してください。