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アカルボース(グルコバイ)、ミグリトール(セイブル)、ボグリボース(ベイスン)はどんな薬?

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糖尿病治療の使用されるアカルボース、ミグリトール、ボグリボース。(今後、3種類の薬をまとめてαグルコシダーゼ阻害薬とします。)薬の特徴と、注意点などについて共有します。3種類

目次

薬の作用の仕方

でんぷん唾液膵液にあるαアミラーゼにより2糖類分解され、小腸にあるαグルコシダーゼで単糖類分解され吸収されます。

αグルコシダーゼ阻害薬の、は単糖類に分解するのを抑えることで、糖質の吸収消化を遅らせ食後の高血糖と過剰に分泌されるインスリンを抑制します。

αグルコシダーゼ阻害薬はインクレチンの分泌を亢進させる報告もあります。

αグルコシダーゼ阻害薬の違い

・アカルボース(グルコバイ)

αグルコシダーゼだけでなく、アミラーゼも阻害します。

・ミグリトール(セイブル)

ほとんどが小腸上部で吸収されます。(ボグリボースとアカルボースはほとんど吸収されない)

ブドウ糖の吸収が盛んな小腸上部で作用を発揮し、小腸下部では作用を発揮しないため、食後すぐの血糖低下作用が強く、食後120分では弱くなる。

便秘傾向の方に適してます。

・ボグリボース(ベイスン)

効き目がマイルドですが、高齢者にも使用されやすいとされています。

耐糖能異常の方にも使用できます。

低血糖がでたら

薬の作用から、砂糖では分解に時間がかかるため、ブドウ糖摂取する必要があります。

αグルコシダーゼ阻害薬だけ服用している場合は低血糖になるリスクは低いです。

が、インスリンの分泌を促す、S U剤やグリニド薬、インスリンの併用で低血糖が生じるリスクがあります。

肝機能障害?

アカルボースでは、投与後概ね6ヶ月以内に肝機能障害が認められる場合があります。

ボグリボース、ミグリトールも肝機能障害が出る恐れがあるため、投与開始時肝機能を確認する必要があります。

消化器症状

αグルコシダーゼ阻害の服用により、腹部膨満おならの増加など消化器症状が出る恐れがあります。

しばらく服用していると症状が軽減されることが多いそうです。

しかし、高齢者や腹部手術の既往者は腸閉塞になる恐れがあるため、可能な限り使用を控えることがあります。

高齢者の場合は1日3回からでなく1日1回投与から開始することもあります。

飲み忘れた時は

アカルボースなら食事開始15分後以内

ミグリトールなら食事30分後以内であれば食直前投与の時とほぼ同等の効果があるとの情報があります。

以上です。

ご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

東京出身のぱつこです。

OLを経験した後、薬局で薬剤師をし
日々精進してます。

趣味は街を散歩・旅行・ランニング!

主に観光スポットや薬について記事を書く予定です
よろしくお願いします!

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