お子さんが風邪をひいた時などに粉薬が処方されることがあると思います。
薬は基本、水または白湯で飲むのが原則ですが、飲めない場合は飲食に混ぜたりして飲ませることが薬によって可能です。
代表的な粉薬の混ぜていいもの、いけないものについて記事にします。
国立成育医療研究センターの情報はとても有益
国立成育医療センターの粉薬と服薬補助食品の飲み合わせの表ととてもわかりやすいため
こちらは見とくべきです!
混ぜていいもの
基本の飲み方は水又は白湯です。
抗生剤を除く一般的な風邪薬なら、ミルクや主食、熱湯、はちみつ(乳児)を除けば
基本何でもOKです。
胃の中に入れば混ざるし、飲まないよりかは飲んだほうがいいです。
何でもOKと言いましたが、混ぜるものによって味が悪くなるのもあります。
しかし、乳脂肪分の高いアイスクリームは基本何でも相性いいので、困ったときには間違い無いです。
抗生剤の場合は苦味が出る、多少効果が落ちる可能性がありますが、飲まないよりかは飲んだほうがいいくらいのスタンスでいいでしょう。
飲みやすくなるとお勧めされてるもの
アイスクリーム
乳脂肪分の高いアイスが苦味を隠します。料理で苦味をとるときに牛乳を入れるのと同じです。
アイスは3種類に分けられ、乳脂肪分の高い準にアイスクリーム>アイスミルク>ラクトアイス
と分けられます。乳脂肪分が高いものほど苦味を消すため、アイスクリームを選ぶといいでしょう。
チョコアイスはココアパウダーが苦味であり、苦味を隠します。木は森の中に隠せと同じです。
迷ったらチョコアイスもお勧めです。
練乳
甘味が好きな子供は練乳が適しています。
乳脂肪分が含まれているため苦味を消す上、甘味も含まれてます。
単シロップ
薬をスプーンに乗せ、単シロップを少量添加したものを口に含ませます。
単シロップがなければガムシロップで大丈夫です。
口直しにすぐ湯さましやミルクを飲ませるといいです。
混ぜてはいけないもの
ミルク
ミルク嫌いになる可能性があります。
主食になるお粥やうどん
ミルクと同じく、主食が嫌いになる可能性があります。
熱湯や熱い汁物
薬の成分が変わる可能性があります。
はちみつ (1歳未満)
1歳未満の乳児は腸内細菌網が未熟で小児ボツリヌス症を発症する恐れがあります。
酸味があるものは避けるクラリス
酸味があるものと避けてくださいと言われることがある方いるのでは?
酸味があるものはスポーツドリンク、柑橘系ジュースなどありますが、
味があるお茶以外のドリンクは酸性と考えて問題ないです。
ちなみにヨーグルトも酸性です。(ヨーグルトは牛乳を乳酸菌で乳糖を分解し乳酸ができるため酸性です。)
ただ苦味が出るだけなので試すのはありです。
混ぜると飲みにくくなる薬
抗生剤です。平気な抗生剤もありますが、ほとんどだめと考えたほうが間違えなはいです。
じゃあどうすればとなると思いますが、先ほど書いた飲みやすくなるとお勧めされてるもの
に記載したアイスクリーム、ココアアイス、練乳がお勧めです。
牛乳、乳製品と混ぜるのに注意する薬、
一部の抗生剤のミノマイシン(ミノサイクリン)、オゼックス(トスフロキサシン)が一緒に飲むと
効果が弱くなります。
これらはチョコクリームやピーナッツクリーム、ガムシロップを使うといいでしょう。
そもそも意外と美味しい?
ほとんどのドライシロップは(DS)は味がついていて美味しいです。
企業努力の賜物です。
そもそもドライシロップとは?
粉薬として飲んでよし。溶かして飲んでもよしの薬です。
注意点は
口の中に留めておくと、ドライシロップの粒の中に入っている薬が出てきて徐々に苦くなります。
食前のが飲みやすい?
医師から特別な指示がない限りが食後より食前のがお勧めです。
食前は空腹のため甘味をよく感じ、苦味や酸味の感覚が鈍くなるとされています。
お腹空いていれ口の中で味わう時間もなくすぐ飲み込んでくれやすいです。
食後の場合、お腹いっぱいで飲み込むことができず、徐々に苦味を感じてしまう可能性があります。
食後と書いてあるけど食前でいいの?
薬によっては食後だと効果が十分に発揮できなくなるものがあり、用法を守るべき必要がある薬があります。
しかし、小児で処方される風邪薬は食事の影響を受けるものが少ないため食後と言われても食前で飲んで大丈夫なことがほとんどです。
食事を基準にしてるのは飲むタイミングをわかりやすくしているからです。
念の為薬剤師に食事の影響を受けるか聞いとくのが安心ですね。
おくすり飲めたねは?
おくすり飲めたねもちろんありです!
以上です。
お子さんに薬を飲ませるのが楽になりますように。
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