皮膚科などで保湿剤が処方された人は多いかもしれません。
けどヒルドイドによっても違いがあるため紹介します。
ヒルドイドってどんな薬
・モイスチャー(保湿)効果
ヒルドイドの成分は水との相性がよく、皮膚の表面の角層に多くの水分子を集めて
ワセリンの2倍以上の保湿効果を発揮するとされています。
このモイスチャー効果を有する成分は他に
尿素、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドがあります。
・血行改善
血液を固まりにくくする作用があり、血の巡りをよくします。
内出血がある方に処方されます。
ヒルドイドは安全?
特に目立った副作用はなく、0歳から使える薬になります。
ただ一点だけ。ヒルドイドは血液を固めるのを抑える効果があるヘパリンと似た作用があり、出血しやすい人には使えません。
どんな種類がある
クリーム
1:油中水型(W/O) ヒルドイドソフト軟膏、ヘパリン類似物質油性クリーム
油の中に水が分散しており油脂性基剤と水中油型乳剤性基剤の中間です。
長所
しっとりとしており水をはじきます。
2:水中油型(O/W) ヒルドイドクリーム、ヘパリン類似物質クリーム
水の中に油が分散しており、最もさらっとしてます。薬でもこのタイプが多いです。
長所
水で洗い落としやすいです。
ローション
1:乳液性ローション 水中油型(O/W)
ヒルドイドローション
ほとんどのローションがこのタイプ。乳液のようです。
2:溶液性ローション
ヘパリン類似物質ローション(溶液性)
アルコールと水がメインでサラッとしており化粧水みたいな感じ。
ローション長所
伸びやすさ、使用感が優れてます。
ローション短所
傷にしみます。
スプレー
アルコールと水がメインの溶解液の噴霧剤です。
ヒルドイドフォーム、ヘパリン類似物質スプレー、ヘパリン類似物質泡状スプレー
長所
伸びがよく使用感が良いです。
短所
サラッとしており、塗布量が減少し、効果が下がることがあります。
傷にしみることがあります。
ヒルドイドソフト軟膏とヒルドイドクリームの違いは
ヒルドイドソフト軟膏は油ベースでしっとり感
水で洗っても少し残ります。
ヒルドイドクリームは水ベースでさっぱり感
水で洗い流しやすいです。
結局どれがいいの
軽度の乾燥ならローションでOK
中等度以上だとクリームが適してます。
高度の乾燥だと軟膏で、ワセリンのが推奨です。
あとは使用感とか好みによっても分かれると思います。
先発とGEで使用感も全然異なるため希望があればお伝えしたほうが良いです。
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