今回はADHDの治療に使用されるコンサータについての概要を記事にします。
コンサータとは
コンサータはADHD(注意欠陥・多動性障害)に使用される薬です。
コンサータはドパミンとノルアドレナリンという脳を命令するのに必要な物質を増やし、脳の働きを助けます。
(ドパミン・ノルアドレナリントランスポーターを抑制することでシナプス間隙での神経伝達物質の量を増やします。)
その結果、注意する力を助けたり、落ち着きをもたらしたりと生活の質を上げる薬です。
コンサータの特徴は?
コンサータは、症状を速やかに改善したい場合に使用されることが多いです。
(同じADHD治療薬のストラテラより早い効果を実感できるとされています。)
作用時間が長く1日1回の服用で良い薬です。
しかし、適切に服用しないと依存性が出る可能性があります。
そのため、世の中で流通している薬の中でもかなり管理が厳しい薬です。
どんな医者でもコンサータを処方できるわけではなく、薬局もコンサータについて理解がある薬局でないと調剤できません。(精神科の医者で、精神科の近くの薬局であれば基本大丈夫です。)
患者さん自身も患者カードがないと処方されません。
起こりうる副作用は
コンサータは神経を刺激する薬です。
その結果、食欲が低下したり睡眠障害を引き起こす可能性があります。
しかし、食欲の低下を軽減させるために、食後に服用、睡眠障害を防ぐために朝に服用し副作用を防ぎます。よって、コンサータは朝食後に服用します。
朝食後に服用したからといって全ての人が副作用を避けれるわけではありません。
特に、子供の食欲・不眠への悪影響は、知能や身体の発達にも影響するため注意が必要です。
コンサータを服用している場合は食事と睡眠の状況を確認する必要があります。
以上です。
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